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2011/09/25

QBハウスに訪れた野田首相

9月初め秋を感じさせる気持ちの良い朝、テレビを見ていると

野田さんが庶民派をアピールするようにQBハウスなる

1000円カットのお店から出てきた映像が流れる。

普通店の理容師として俺は普通に見ていたけど

世の中には、この映像を見て褒め称えていた人もいる。

なるほど、大きな勘違いをしていると実感したのでコメントを残した。

こんな感じで、

「理容師です。
理髪業に関してご理解していないようですので簡単に説明させて頂
きます。
そもそもQBハウスの様な理髪でも美容でもないような業界が急成長
を遂げた理由ですが2000年頃に起きたカリスマ美容師ブームが
基軸となっております。
と、申しますのはカリスマ美容師ブームにより美容師を目指す若者
が増え結果的に美容師の増加、低賃金を招きました。
私自信が修行を得て店主としてやっておりますが今現在、美容師の
技術者の給与は18万~20万円程度だと聞いております。

(理容師に関しては絶対数が少ないので給与は高いです。)

店長クラスには50万以上を与え、いつかは私も感を与え働かせま
す。
しかし、店長クラスは辞めていきません、それどころか自分の上に
もまだ人がいます。
次第に歳も来ると生活苦から将来的に不安になり美容師を辞めてい
きます。
他の美容院に勤めても結果は同じ。
履いて棄てるほどの美容師を前に給料をくれる所はありません。
で、行き着ついた所がQBハウスの様な高給の低料金店です。
が、給料は増えても体力的に申しまして長い年月働ける訳ありま
せん。
結果、美容師を辞めていきます。
みなさんが考えているより人に接し続ける仕事は疲れるからです。
なにより一生を低料金店で働こうとか低料金店を経営しようなん
て夢を持って技術者を目指す者がいると思いますか?
余っている技術者を利用しているだけだから1000円なのです。

本題ですが1000円では普通店では採算は合いません。
専門学校に2年通えば仕事が出来るとお考えですか?
1000円で技術者を育てる事は出来ないし、技術者になろうという
意識を植え付ける事もできません。
何より技術者に憧れますでしょうか?

今後、低料金のお店は残っても1000円以下の最低料金店は
衰退していくと思います。

低料金が存続可能な理由は、事情のある技術者の働き先として
の需要があるからです。
事情が無ければ普通料金のお店で働きたいと思うのは技術者な
ら誰でも思っている事です。

昭和最後から働きはじめた私の初任給は6万円でした。
しかも床屋の使う鋏みは、一ヶ月分の給料では買えません。
それでも我慢して修行してきたのは自分でやるという夢があっ
たからです。
1000円で夢は見る事が出来ません。
したがって1000円になってしまえば誰もやらなくなる。
やり手が無くなれば価格は必然と上がる。

野田さんの行動は逆に私は日本の産業の空洞化を助長している
ようにしか思えないです。
安くてもいいですよと首相自ら中国製の車にのっているのと変
わりないと思いますがどうでしょう?

町工場を大切と言いつつ町工場的普通サロンを否定し
価格の安い低料金の店を持ち上げる。

国際標準価格と位置づけていられましたが、ここは日本です。
日本が日本でいられたのも世界水準の技術を目指していたからで
国際標準価格を目指す必要性はないと思います。

何より、野田さんはヘビースモーカーと聞きます。
アメリカ的に言えば
ヘビースモーカーしかりメタボリックしかり
自分を管理出来ない人に、部下を管理出来るわけないというでしょう。
そんな私は野田さんには何も期待できません。

QBハウスに行くのも良し、普通の理髪店に行くも良しなんですが
主張してしまうのはどうかという事です。

つたない言葉でありますが学が無いのでご理解下さい。」

でも良く考えると俺も他の業種に関しては知識が乏しいわけだから

結果的に、どう世の中が動けばいいのかは解らない。

交通法規通りに行けば少なくとも事故は起きない設定だが

不意に事故が起きるから、そこにイノベータが生まれる訳で

交通事故を完全に起こさないようにするには車を走らせない様に

するしかない。

でも、それでは何も生まれない。

何でも良いから動かす事が必要とは思うけど、これだけの

損失を与えた原発をこれからも推進させていく意味はあるとは

思えない。

脱原発ではなく、世界最高水準の原発と言い放ったアメリカの

腰巾着的な野田さんの発言に喜んだのはオバマさんくらいだろう。

脱原発=次世代発電の開発に繋がると思うし、脱原発の考えこそが

世界最高水準の考え方と言えるのでは。

日本の産業の空洞化はもはや避けられない。

だけど、もう一度、匠の日本に戻ってもやっていける様な

気がしてるの俺だけだろうか・・・

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